高市新総裁で市場はどう動く?

高市新総裁で市場はどう動く?

※この記事は2025年10月14日時点での内容です


ついに自民党総裁選で高市早苗前経済安全保障担当相が新総裁に選ばれました。
発表直後、日経平均先物は急上昇し、48,000円台を突破📈
市場は一気に活気づきました。

ただし、株高と円安が同時に進む「ねじれ」現象も懸念されており、
今後の動きには注意が必要です⚠️
さらに、新たに報じられた「自民党と公明党の連立解消」も、
マーケットにとっては無視できないニュースです。

連立が崩れると、政策の決定スピードが鈍り、
経済対策や予算の実行が遅れるリスクがあります

その結果、投資家が一時的に様子見姿勢を強め、
株価や為替が不安定に動く可能性も出てきます📉

💡 高市氏は経済最優先:財政政策と金融政策

高市氏は経済最優先の方針で、大きく二つの政策を重視しています。

① 財政政策💴

政府がお金を市場にバラまき、
国民や企業の懐にお金を届けることで経済に刺激を与える政策です。
お金が回れば消費や投資が増え、経済が動く

ただし財源の問題もあります。
日本の借金が増えることで信用力が低下し、円安の圧力につながる可能性があります💸

② 金融政策🏦

日銀が金利を上げずに金融緩和を続けることで、借りやすい環境を作り、
国民や企業が消費や設備投資をしやすくする政策です。

金利が低いままならお金を借りやすくなる → 経済を刺激📊
一方で、日米の金利差が縮まらず円安が進む要因にもなる💱

 

📈 株価が上がる理由

財政・金融政策への期待から、株価は上昇傾向です。

企業業績の改善や投資家の期待 → 株高
特に円安は輸出企業にとってプラス材料 → 日本株上昇

ただし、短期で利益を狙う投機筋がどこかで利益を確定して売ると、
売りが売りを呼び、一気に株安になる可能性があります📉
これを市場では「ポジション調整」と呼びます。

また、政権の足元が不安定になると、
市場は「政策の継続性」を疑うようになり、
期待先行で上がった株価が一時的に調整する動きにも注意が必要です⚖️

 

🛢️ 円安が生活に与える影響

円安になると輸入品のコストが上がります。

例えば、同じ100ドルの原油でも:
💰1ドル=100円 → 1万円
💰1ドル=150円 → 1万5,000円
となります。

日本はエネルギーや原材料を多く輸入しているため、
円安が進むと電気代・ガソリン代・食費などが上がります⛽💡
企業や家庭のコスト増につながるのです。

円安

 

🔁 株高と円安の「ねじれ」現象

ここまでをまとめると

📊 株高の理由 → 企業業績の期待・政策への期待
💱 円安懸念 → 生活コスト上昇・信用力低下のリスク
🏛️ 政局リスク → 政策実行力の低下・市場の不安定化

つまり、「株は上がるけれど、生活は苦しくなる」だけでなく、
「政治の動き次第で流れが変わる」局面にも注意が必要です。

今後は、高市トレード再来と呼ばれる株高ムードがどこまで続くか、
円安、そして政局の行方が注目ポイントです。