
保険の⾒直しはよく聞く⾔葉ですが、
具体的に何をすれば良いのか分かりづらいですよね。
特に70代以降は、
年齢や健康状態の変化に合わせて保険の内容を⾒直すことが⼤切です。
この記事では、実際に押さえておきたいポイントをわかりやすく解説します。
Contents
①医療保険‧がん保険の⾒直し‧継続
💡理由:⾼齢になるほど病気や⼊院のリスクが上昇
70代以降は、がん‧⼼疾患‧脳卒中‧⾻折(⼤腿⾻など)での⼊院や⼿術のリスクが⾼くなります。
⼊院⽇数は短期化していますが、⾃⼰負担額は意外と⾼くなることもあります。
70代男性が、⼼筋梗塞で5⽇間⼊院し、ステント⼿術を受けたケース
- 💰医療費総額:約180万円
⾼額療養費制度を活⽤すれば、⽉の医療費が100万円以上でも
⾃⼰負担は約5〜10万円程度(所得による)
- 🛌差額ベッド代‧交通費‧付添いなど:約5万円
差額ベッド代や交通費などの実費を含めても、
合計負担は約15万円程度で済むケースが多い
- 📝⺠間保険の給付で、実質的な負担をゼロにできる可能性も⾼い
②保障がある場合 → 内容‧期間‧保険料をチェック!
💡理由:⻑年加⼊している保険は、以下のような点で⾒直しが必要なことがあります
- ✅終⾝ではなく80歳までの定期型
- ✅⼊院給付が1⽇5,000円でも、通院保障がない
- ✅先進医療や通院がん治療に⾮対応
68歳⼥性、15年前に加⼊した医療保険(80歳まで、⼊院1⽇5,000円)
- 現在主流の通院がん治療に⾮対応で、保険⾦が出ない
- 80歳で保障が終了し、更新もできない
- 「終⾝型」や「通院も保障する医療保険」への⾒直しを検討!

③無理のない保険料で、実費型保障を重視!
💡理由:医療‧がん保険は時代とともに変化していくため
⼤前提として、ある程度の貯蓄がある⽅は、医療保険⾃体が不要な場合もあります。
たとえば⼊院⽇額5,000円の保険で、⼊院限度⽇数が60⽇なら最⼤30万円の給付にしかなりません。
また、医療‧がん保険は時代とともに変化していくため、
終⾝保障であっても終⾝払にしておくのが得策です。
「60歳払込完了」にしてしまうと、その後⾒直しや乗り換えが難しくなることも。
- 終⾝保障&終⾝払を選び、⽉額保険料を抑える
- 保険料免除特約は必ず付ける
④がん保険‧⾼度先進医療特約は必要
💡理由:経済的負担を⼤きく軽減してくれる
がんのリスクは⾼齢になるほど上がります。
がん診断⼀時⾦や⾼度先進医療特約は、経済的負担を⼤きく軽減します。
出典:厚生労働省ホームページ「先進医療の概要について」
医療保険に⼊るなら、
⼊院⽇額3,000円+がん診断特約+⾼度先進医療特約の組み合わせが最⼩構成
または、がん保険のみに加⼊も。
選択肢:
① がん⼊院5,000円∕診断⼀時⾦50〜100万円+⾼度先進医療特約(通院保障なし)
② がん治療保険(例:⽉10万円⽀給)+⾼度先進医療特約+診断⼀時⾦(必要に応じて)
📌ちなみに②は保険料が安く、60代でも⽉3,000円台のことも
⑤公的制度もフル活用を前提に
💡理由:自己負担を抑えられるケースが多い
高額療養費制度を活用すれば、
月の医療費が100万円以上でも自己負担は約5~10万円程度。(所得により異なる)
特に年金収入のみの70代では、
自己負担が約5万円前後に抑えられるケースが一般的です。
出典:厚生労働省ホームページ「高額療養費制度を利用される皆さまへ」
72歳男性、がん治療で医療費100万円
- 高額療養費制度で自己負担:約44,400円(住民税非課税世帯)
- 80歳で保障が終了し、更新もできない
- 医療費「全額」に備える必要はない
- 差額ベッド代や生活費補填を意識した設計が大事
📝まとめ
70代では、「保険に入りすぎず、足りない分を補う」発想が合理的です。
定年前のまま保険を継続している方は、
🔍保障内容
💸保険料
🕒更新の有無
を点検し、必要に応じてシンプルで終身型の医療保険・がん保険に絞りましょう。
安心と節約の両立を目指すのが、これからの保険選びのコツです。
今回ご紹介した見直しポイントを、
ご自身の現在の保険内容で具体的にシミュレーションしてみたい方は、
お気軽に目黒まで「シミュレーション希望」とご連絡くださいね。
皆さまの安心した老後生活のためにサポートいたします。